2009/10/31

In Their Shoes



昨日の写真展のヴェルニサージュ(オープニングパーティ )のご紹介です。タイトルは「IN THEIR SHOES」、これは「イン・誰々の・クツ」でそれらの人の立場に立って考えるという意味のイディオムと、靴を撮るというテーマを引っかけたダブルミーニングになっています。

そういえば、キャメロン・ディアスが出ていた「IN HER SHOES」も姉妹の確執を描いて、祖母役のシャーリー・マクレーンも良い芝居をしていて、中々面白い映画でした。



こちらが、カメラマンの一人、Kate Bellm(ケイト・ブルム)。ドイツ人でロンドンに住んでいる彼女と、イギリス人でベルリンに住んでいるDylan Don(ディラン・ドン)という男性、2人の写真家の共同プロジェクトだそうです。2人はカップルではないそうですが、共通の友人が多く、写真に対する姿勢で共通点も多いので、同じテーマで撮るプロジェクトを思いついたのですって。

 
 

写真はそれぞれ別々に撮ったそうで、一枚一枚は一人のカメラマンの作品なのですが、展示にクレジットは無く、カタログにも、被写体の名前、靴のブランドと、撮られた場所が記載されているのみ。「これは俺が撮ったんだぜぃ」等のエゴが全然感じられなくて、2人とも自然体。でもケイトはちゃんとボーイフレンドと一緒に来ていて、ディランとは本当にただの友人みたい。何だかちょっと不思議なクールさでした。




 

写真はいろんな友人達の足元を、あらゆるシチュエーションで撮りまくった集大成という感じ、お値段の方は100ユーロから900ユーロくらいでした。パーティはどんどん人が増えて、もう写真がゆっくり見れないほどの混み方になっていきました。



この写真展のオーガナイズは、Lavinia Schimmelpenninck(ラヴィニア・シンメルペニンク)。WEBマガジン、prestigium のクリエイティブディレクターです。綺麗ですよね〜。うっとり(笑)。

そして、靴がテーマのエキスポだからか、来場者のオシャレな靴につい目がいってしまいました。




Jean-Charles de Castelbajac(ジャンシャルル・ドゥ・カステルバジャック) の可愛いシャーク・シューズは、カステルバジャックのPRの Alexandra Derouin(アレクサンドラ・ドゥルィン)。ピンクのタイツが靴にぴったりで、キュートですよネ。




 

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)にお勤めの Julie Praët(ジュリー・プラエ)と カーレーサーのArthur K(アルチュール・カ)は、カップルで Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)のスタッズ・シューズでした。

このヴェルニサージュに誘ってくれたのは、カメラマンの紀中祐介さん。めるし〜。いろんな方と出会えて、とても楽しいパーティでした。


2009/10/30

発見!

朝一番でカフェに行って、昨日の忘れ物が無かったか聞くと、「今は忘れ物を入れたりする棚に何も見当たらないけど、夕方オーナーが来てからまた聞いてみたら」とのこと。一日、どっぷり暗い気分で過ごし、先ほどもう一度寄ってオーナーに聞くと、やっぱり「バックなんて無かったよ」との答え。


先週のノートルダム寺院

カメラはもちろん、撮った写真や、その写真に写っている人達のデータが書かれたノートも入っていた、カメラバッグごとの紛失に、自業自得ながら呆然としていると、「な〜んちゃって」とバッグを奥から出してきてくれました。(いや、もちろんフランス語なので、「な〜んちゃって」とは言わなかったですが)

あまりの驚きに、また呆然。「昨日、君が帰ったすぐ後にバッグを見つけて、奥に隠しておいたんだ」とのこと。 嬉しくて、何とお礼を言って良いものやら。兎に角また来るねと約束し(隣なので、もともと毎日前を通るのですが)帰宅しました。ホッ。

これからまた出掛けるので、戻ったら、昨日のパーティのブログをアップしますネ。取り急ぎの喜びのご報告まで。はい、もちろん深く反省しています〜。

忘れ物!

今日は仕事のスナップに加えて、写真展のオープニングバーティに行って、おしゃれピープルの写真を沢山撮ったのに、帰りに家の隣のカフェに寄って、カウンターでオーナーとお喋りしながらビールを飲んで帰ってきたら、何と!カメラバッグを忘れてきてしまいました。とほほ。



今晩のうちにブログをアップしようと思ったのに、残念〜。すみません!カメラが見つかり次第、写真展のブログをアップしますネ。

2009/10/27

LE RITUEL

マリーアントワネットにも献上されたという老舗シャンパンブランドのPIPER-HEIDSIECK(パイパー・エドシック)と 赤いソールでお馴染みの Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)の数量限定コラボ、「LE RITUEL」(ル・リチュエル ー 儀式、慣習などの意味)が Colette(コレット)で売られていました。



始めは「ウソっ、飲みにくいでしょ」と目を疑ったのですが、このガラスの美しいハイヒールはシャンパン・グラスだそうです。中世ヨーロッパの貴族たちの遊びのひとつであった“女性の靴でシャンパンを飲む”という慣習を現代に蘇らせたものなんですって。

 

その慣習から、リチュエルというネーミングなんですネ。 しかし、このガラス製のルブタン・シューズならともかく、本物のハイヒールで飲んでもシャンパンが美味しく無さそうな気がするのは、きっと私が現代に生きる野暮な平民だからですネ。



日本では10/29からの販売だそうですが、パリではもう19日からここ Colette,、Lavinia(ワイン屋さん)、そして La Grande Epicerie de Paris(ボンマルシェの食品館)の3カ所で売られています。お値段は350ユーロ。

このセットは、ルブタンデザインのパイパー・エドシックBrut 1本とハイヒールグラスが1足(片方)納められたBOXなので、1セットでは乾杯は出来ませんが、ソール部分がルブタンらしい赤いガラスなので、クリスマスのデコレーションに良さそうですネ。



コレットのもう一つのウィンドウは、マジシャンがステッキを振ると帽子から靴が飛び出すというイメージのディスプレイでした。

(因みに、昨日からやっとお湯が出るようになり、暖房も入りました。みなさま、ご心配をお掛けしました!)


2009/10/26

Mélissandre

フランスは今朝から冬時間に変わり、日本との時差が7時間から8時間に増えました。

今日も友人宅で夕食を御馳走になり(まだウチのお湯が出ないので)シャワーを浴びさせてもらった帰り、17区の駅前の交差点で、何ともうクリスマスのイルミネーションの工事をしているクレーン車を発見。



まだ1番手前の木とそれを繋ぐイルミネーションのみですが、そういえば、もう10月末ですものネ。11月下旬には点灯してクリスマスまでのカウントダウンが始められるように、これから少しずつ準備が始まるのですネ。


さて。私がパリコレに集まるファッショニスタのスナップや、おしゃれスナップと呼ばれる街頭スナップの仕事をするようになって、3年ほど。

始めは知らない人に声を掛けて写真を撮らせて貰ったり、お話したりということがとても恥ずかしく、声を掛けるタイミングを逸して、後で「やっぱり勇気を出して声を掛ければ良かった!」と後悔すること数知れずでした。

でも、最近はパリコレに集まるエディターやバイヤーさん達に顔を覚えてもらえて、ファッションウィーク中のスナップが撮りやすくなった上、街で声を掛けるのにも段々慣れてきて、その時のテーマに合った人以外でも、素敵なパリジェンヌに会うとつい連絡先を聞いてしまうことがあります。



そんな一人が、この Mélissandre(メリッサンドル)。ファッションウィーク中に Sephora のイベントで見かけたのですが、LOUIS VUITTON のバニーちゃんカチューシャが可愛くて、つい声を掛けてしまいました。ボーイフレンドもオシャレで、素敵なカップルですよネ。

まだ19歳のファッションスクールの学生さんとのことでしたが、 何かの機会に再会出来たら良いな〜と思っています。


2009/10/25

Chez Pierre et Viki

日本にいる頃は、友人との食事は話題の美味しいレストランということが多かったけれど、パリではお家に呼び合うことが多く、特に週末は友人宅にお邪魔する機会が多いです。

でも今週はちょっと特別。漏水事件のために、電気は通じたけれどまだお湯が出なくてシャワーが浴びられないので、「シャワーを浴びにおいでよ」と友人が夕飯に誘ってくれました。




招いてくれたのは、Pierre Buvat(ピエール・ビュヴァ)と Viki Harsh(ヴィキ・ハルシュ)のカップル。ピエールはまだ21歳なのに、もうGeorge V(ジョルジュサンク)、Plaza Athéné(プラザアテネ)、Le Belvedere(ルベルヴェデール)等の星付き有名店で修行済みの腕利き料理人。

年上の彼女のヴィキは、旧ユーゴスラビア系のフランス語圏スイス人で、本当はヴィシューニャという名前だけれど、フランスでは誰も正しく呼んでくれないので、愛称のヴィキで通している、マーケティングと映画の仕事をしているパリジェンヌ。

出会ったのは今年の初頭なので、知り合ってまだ1年も経たないけれど、このところとても仲良しの友人です。今日はピエールが夕食ギリギリの時間に仕事から帰ってくるとのことで、ヴィキが腕を振るってくれました。

アペリティフのAbricot au Foi gras は絶品!(残念ながら、写真を取り忘れました)ドライアプリコットにフォアグラを挟み、周りに砕いた日本のおかきをトッピングしてクリスピーさを加えた、アイディアおつまみでした。



そして、メインには彼女のお祖母ちゃんのレシピという、Gratin d'Endives au Jambon(アンディーブ(チコリ)とハムのグラタン)を作ってくれました。

フランスでもチコリをハムで巻いたグラタンはとてもポピュラーなメニューなのですが、ユーゴスラビアのレシピはたっぷりのベシャメルーソースで、心まで熱々になるような優しい味でした。



実はヴィキも、私と同じく黒猫を飼っているのです。彼女の猫 Figaro(フィガロ)は12歳ですが、ウチのナツメよりずっとスリムな美人さん。でも、気位が高くて、愛想が悪いところはウチのナツメそっくりです(笑)。

客人には(ピエールにも)全然撫でさせてくれず、我が道を行くタイプ。ナツメと違うのは、グルメ過ぎて食が細いところでしょうか。だからほっそりスリムなんですよね。身体のラインが美しいので写真に撮ろうとしても、嫌がって、なかなか撮らせてくれないんです。残念〜!是非、次回に。


2009/10/24

サバイバル・ライフ

昨日の夕方、明るいブログに戻します〜と書いた後、晩ご飯でも作ろうかな〜と思っていると、お隣のマダム、ヤスミンが玄関のドアを叩きました。私が住んでいるアパルトマンは地階の玄関ドアにデジコードがあり、その後にインターフォンもあるので、家のドアを直接ノックするのはお隣さんくらいなのです。

「ねぇ、ちょっと大変なことになってるから、見て!」と言われるままに、廊下の奥にあるガスや電気のメーター類がある小さな部屋に行くと、各戸の電気メーターの上を水が流れていて、ショートのためか、煙が立ちこめ焦げ臭いのです。「うわっ、これは危ないわよね」と返事をしつつも、どこに連絡したら良いものか 。「アパルトマンの管理会社はもう閉まっている時間だし、連絡するとしたらEDF(フランス電力公社)かしらね」

急いで家に戻り、EDFのファクチュール(請求書)を見ても、夜間に連絡出来る緊急連絡先が見当たらず。 兎に角、電話の子機を持って廊下に戻ると、ヤスミンが呼んだ同じ階に住むフランス人のムッシューが立っていました。Pompier(消防署)の18番を押してムッシューに渡し、細かい事情を説明してもらいます。お隣のヤスミンもアルジェリア人なので、やはり非常時にはフランス人がいてくれた方が心強いですものネ。

でも、電話が終わるとムッシューはまた部屋に戻ってしまったので、ヤスミンと2人で下に降りて、ポンピエ(消防士さん)を待ちました。ドアを開けてあげないとポンピエ達がデジコードで入れないので、建物の外で待つこと15分。遅いですね〜、でもちょっと前の2〜3度の頃と違って寒さが緩んでいて良かったですよねなんて世間話をしていたら、やっと(のんびり)ポンピエが2人やってきました。

まず私達が住んでいる3階のメーターボックスの部屋を見せると、「これはまずい」と言って、トランシーバーで応援のポンピエを呼びます。一緒に4階に上がり、5階、更に6階、そしてその上階にあるボイラー室(私はそんな所に初めて入ったぜぃ)に行くと、ポンピエ君達はすぐに水道の元栓を閉めてしまいました。するとボイラーもストップ、このアパルトマンは中央暖房なので、建物全体が冷えていきます。

その後すぐにEDFの人が到着(ポンピエ君が呼んだのでしょう)、アパルトマンの地下の電気の大元をクローズし、建物全体が停電。そしてポンピエの応援部隊が到着、各階をくまなく検査。段々、大事になってきました。それから、はしご車が到着!



どうやら6階のお宅から水が漏れ、それがどこからか電気の主管ケーブルを伝って流れ、 地下の建物全体の電気の配電部まで及び、かなり危険なことになっていたらしいのです。なので、その水漏れの原因のお宅に窓から入るための、水源をストップするためのはしご車だったみたい。

でも、今日近所のカフェで聞いた話によると、廊下から再三ドアをノックしても応答がないので、はしご車の出動になったのに、窓から入ろうとしたら、実はそのお宅のムッシューは在宅だったらしいです。

そんなわけで、昨夜から電気の供給が完全ストップし、暖房もコンロ(ウチのキッチンは電気コンロのみなので)もお湯もナシのサバイバル生活に突入。水道は6階のお宅の元が止められた後、使用可能になったので、トイレが使えるのがせめてもの救いです。

普段、使い放題のお湯が出ないだけでなく、コンロでお湯を沸かすことも出来ず、 電子レンジもオーブンも使えない、暖かいモノが皆無の状態に、キャンドルの明かりは可愛らしいけれど、読書には暗すぎるし、インターネットもTVも映画も、何も無い夜は味気なく、電気の有り難さが身に染みました・・・。

その後朝方までEDFの人達が作業を続けてくれて、今日も朝から大勢で修復工事を進めてくれたお陰で、今晩、家に戻ってみると電気が来ていました!明るいって素晴らしい〜!でもまだお湯は暖めるのに時間がかかるのか、冷たく、暖房もまだみたいです。さぶっ。

今晩は友人達と夕食の約束があったので、昼間、近所の美容院でシャンプーだけしてもらったのだけれど、日本では考えられないような、ライフラインの途絶えることのあるパリ生活を久し振りに満喫しました。

およそ24時間電源が入っていなかった冷蔵庫のお肉は、食べられるのでしょうか・・・?サバイバル生活の余波は、まだまだ終わっていません・・・。


2009/10/22

あとの祭り

昨日判明したメールのトラブルの余韻が余りにも大きくて、まだちょっと立ち直れずにへこんでいます。

友人が「返信が無いけど、何かあったのかな?」と思って電話してくれたり、締め切りの迫った仕事先が辛抱強く連絡してくれたお陰で、トラブルに気が付いて本当に良かったです。

しかし、デッドラインの迫っている仕事の催促メールには全く返信しないくせに、のんきにブログは更新されていると気付いた出版社の方は、その期間どんなに嫌な気分だっただろう、そしてもし、そのままトラブルに気付かず校了に間に合わなかったらと想像すると、本当に胃が痛くなります。

また、その3週間ほどの間に「初めまして」や「以前、一度だけお会いしましたが・・・」タイプのメールを下さった方は「メールしても返事もくれないなんて、失礼な人だな」と思ったまま、私の方はそれに気付かないまま、もう一生すれ違うこともないのだろうなと想像すると、とても悲しいです・・・。




現在使用中のメールアドレスが9つあって、400pages以外へのメールも沢山届くせいで、届いていないメールがあることに気が付かなかったのですが、アドレスの管理を怠っていた自分の責任ですね。

メール転送の設定を変えた後に、きちんとテストをしなかったことも含め、今回のことは100%自分のせいで起こったトラブルなので、本当に深く反省しております。

とほほ。でも、もうあとの祭り。実は悪の組織の陰謀に巻き込まれるメールを受け取らずに済んだお陰で、命を狙われる危険を回避出来たのかも(笑)とでも考え、明日からは気を取り直して、明るいブログに戻します〜。


2009/10/21

お詫びとお願い

今日、友人から電話で「何度もメールを送ったのだけど、返信が無いから電話してみた」と言われ、驚いてプロバイダのサイトを確認してみても1通のメールも見当たらず。

実はiPhoneを使い始めてから、Orangeというプロバイダのアドレスが何故か受信しにくいので、ひそかにGmailのアドレスをメインに使い始め、最初はオランジュのメールのコピーをGmailに転送という設定にしていたのだけれど、家のMacに全て2通ずつ届くのが煩わしく、設定をコピーなしの転送に変えたのが確か2週間ほど前のこと。



どうやらそれ以降、今日のお昼過ぎ(パリ時間)に設定を戻すまでのメールが、全て消えてしまっているようなのです。設定を戻した直後に、日本の仕事先から「10/5以来、度々ご連絡している通り(中略)校了時期が迫っています」というメールが届いて、びっくり。あわわっ。

10月初頭から本日までの間に、 オランジュの400pagesというアドレスにメールを送って下さった方、上記のような状況で残念ながら受け取れていないので、もう一度再送をお願い出来ませんでしょうか。

お手数をお掛けして、本当に申し訳ありません〜。

2009/10/20

Lucio

今月のパリのファッション・スナップの2番目は、ANDAMの授賞式前にフランス文化庁前で撮った Elisa Nalin(エリザ・ナリン)でした。

エリザはフリーランスのスタイリストですが、CRASH MAGAZINE のパリのファッション・ディレクター、そして以前このブログでもファッションショーを紹介した Dévastée というブランドのスタイリングも担当しています。



さて、そのエリザも今年5月に男の子をご出産。彼女自身の FIGARO JAPON のブログでも紹介されていますが、 Lucio(ルチオ)くんといいます。エリザのパートナーのジュリアンはフランス人なので、ルチオくんは伊仏ハーフ。愛らしいですよね〜。

上の写真は生後1か月半くらいだったかな。ブルーの水玉とボーダーのタオルがエリザらしくて可愛いショット。



そして、エリザに「前に送ってくれたルチオの写真をブログに載せても良い?」とメールしたら、「もちろん!じゃあ最近のも送るね」と送ってくれたのが、こちら。大きくなってますね〜。ご機嫌さんです。

こちらの新学期は9月なので、以前ご紹介したKIMIちゃんのべべ、ジョシュくんより1つ上の学年ですネ。元気に育ってネ!


2009/10/19

お知らせ

久し振りにブログを再開して、友人達や面識の無い方からも、毎日沢山メールやmixiメッセージをいただくようになり、お返事が追いつかなくなっています。少しずつお返事していますので、まだ届かない方はもう少しお待ち下さいネ。


ご飯タイムの1時間前からデスクの横に来て、
「お腹空いたニャ〜」と訴えるウチの娘ナツメ、4歳半ダイエット中。


このブログのコメント欄を使わないでコンタクトされる方が圧倒的なので、コメント欄は一度オフにします。感想等を送って下さる方は、私のサイトからメールして下さいネ。

Géraldine SAGLIO

今週からVOGUE NIPPONのサイトのスナップページに、パリのジャケットが加わったので、是非のぞいてみてくださいネ。(左のサイドバーのリンクも更新してあります)

1番目のVOGUE PARISエディターGéraldine SAGLIO(ジェラルディン・サグリオ)の写真は、このブログの初回でご紹介したイベントで撮ったものです。そのブログにも書きましたが、妊娠5か月とは思えない可愛さですよね。

今日は昨年の春に、ジェラルディンのお家にお邪魔した時の、とっておきの写真をアップしましょう。



このブログでも紹介した『ファッショニスタと歩くパリガイド』の取材で行ったのですが、VOGUE NIPPON編集部の方が送って下さったキティをプレゼントした時の写真です。キティ好きのジェラルディンはとても喜んでくれたのでした。

そのガイドブックにも写真が載っていますが、このジェラルディンのお家が素敵なんですヨ。17区の高級住宅街の大きなアパルトマン、モノトーンからベージュ系に色数を絞った、スタルクなどのモダンな家具がクールなインテリア。



パートナーのエリックもファッションの企画をしているので、随所に2人のインテリアへのこだわりが見えるアパルトマンです。 BABY BEDは何処に置かれるんでしょうね〜。どんなに可愛い赤ちゃんが産まれるか、とても楽しみです。



2009/10/18

In Pieses

今晩は、パリ公演最終日の「イン・ピエス」を観てきました。




池田扶美代さんという、ヨーロッパを代表するコンテンポラリーダンスのダンサーの作品です。(テキストはTim Etchelles)


扶美代さんは16歳から、ベルギーのモーリス・ベジャールのダンス学校「ムードラ」に入学し、そこで Anne Teresa De Keersmaeker (アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル)と出会って、Rosas(ローザス)というカンパニー設立からのメンバーという、現代コンテンポラリーダンス界では、知らない人は潜りといえるほど、重要な位置を担っているダンサーです。

ローザスを離れた扶美代さんの作品としては、前回の 「ナイン・フィンガー Nine Finger」がアフリカの少年兵の問題を扱っていて、観ていて胸が痛くなるようなディープな社会問題がテーマだったので、実はちょっと構えて観たのですが、今回は心の準備を打ち破るようなピュアな作品でした。




思わぬ所で涙ぐんでしまって、 ちょっと恥ずかしかったりしたのですが、 扶美代さんの踊るために生まれたような、語る肉体の動きを眺めていると、いろいろな想いが知らず知らずのうちにわき上がってくるのでした。

良い音楽を聴いたり、良い舞台を観ていると、知らず知らずのうちに自分の内なる世界に沈んでいって、何か急にアイディアが浮かんだりしませんか?

インスパイアされるというほどの直接的な相関関係はなくても、良い精神状態から視界が開けていくということがあるように思うのです。

そういう意味では、お芝居やコンサートに出掛けることって、かなりスピリチュアルな体験なのかもしれませんね。キャパシティが無いと楽しめないけれど、逆に今の自分のレベルが分かったり、それ相応のご褒美がもらえるような。

扶美代さん、素敵な作品をありがとうございます〜。まだまだローザスのツアーも続くようですが、どうぞお身体に気を付けて!

2009/10/17

Charles Oudin

昨日の打ち上げのジョシュアくんが帰ったあとに、コーディネーターの安倍さんとそのお友達のClaire Berthet(クレール・ベルテ)さんもコンサート帰りとのことで寄ってくれました。




クレールさん、美人さんですよねぇ。お話を聞いたら、 Charles Oudin(シャルル・ウーダン)という宝飾時計ブランドのオーナーさんなのですって。このブランドを知らなかったので、サイト(日本語)を見てみると、とても歴史ある超高級時計ブランドなのでした。不勉強でお恥ずかしいです〜。

今年の3月に、青山のAOというビルにショップをオープンされたとのことでしたが、クレールさんは少し日本語も話されるんですよ。

 

クレールさんがしていた時計もパチリ。本物のダイヤの輝きを上手く撮れませんでしたが、上品なサテンのベルトにダイヤのトリミング、実物は本当に綺麗でした。セミオーダー出来るとのことで、時計とベルトの組み合わせなどを選べるのだそうですよ。1本、如何でしょう?


2009/10/16

Bar デビュー!

今日はパリ在住の、いろんな雑誌のパリコレおしゃれスナップ担当コーディネーターさん達と合同打ち上げをしました。担当雑誌は違えど、毎シーズン苦楽を共にしているので、みんな仲良しなのです。

何とシュプールのコーディネーターさんKIMIちゃんのBaby、9/6に誕生の JOSHUA(ジョシュア)くんも来てくれました。



生後1ヶ月余りで、Bar デビューです。イギリス人のパパ似のくっきりした二重、ふさふさの髪に長い指、そして、スベスベの肌〜。あまりに可愛くて、ワインが進みます〜(笑)。

私は実はまだおしゃスナのデータ整理が終わっていないので、終了まであと少し頑張らねば。ジョシュアくん、大きくなったら一緒に飲もうね〜。


2009/10/15

カリーヌの扇子

ショールーム、大森美希ちゃんに続いて、今日もランバンの話題です。



ファッション・ショーを見に行くと、時々記念のプレゼントがあるのですが、 今シーズンのランバンのショー会場の座席には、こんなお扇子が置かれていました。(ショーの様子は先日のブログでご報告してます

会場内は暑いので、ショーの開始を待つ間に使ってあおいでいる人も多く、めざとく見つけた私は「いいな〜。私も欲しいな〜」とつぶやいていたのですが、スタンディングのチケットではもらえないので、諦めていたのです・・・



ところがショーが終わった後に、 一緒に仕事をしているカメラマンのハトちゃんが、「ハイ、お土産〜」と手渡してくれて、びっくり。



実は、ショーが終わった後、扇子を残していく人が結構いたらしく、それらを拾っている人を見て、ハトちゃんもふと座席を見ると、何とVOGUE PARISの編集長 Carine Roitfeld(カリーヌ・ロワトフェルド)の席の扇子が残っていたそうで、私のためにゲットしてくれたとのこと。感激〜!ハトちゃん、ありがとう〜。カ リーヌも(置いていってくれて)ありがとう〜。

 
ショーの最後に大きな拍手で迎えられたアルベール ・エルバス

Alber Elbaz(アルベール・エルバス)による、120周年記念グッズと同じシリーズのポップなイラストの大判扇子、来年の夏にカリーヌの代わりに使わせていただきます〜。


2009/10/14

パリのご飯-韓国編

今日は友人とオペラ座近くの韓国レストラン、Séoul Opéra(ソウルオペラ)でご飯を食べました。



焼き肉のコース、まずは餃子、チャプチェ、野菜サラダ、豆腐のスープから。ランチで一度餃子を食べて美味しかったから夜に来てみたのですが、チャプチェも美味しいです〜。

フランスではスープは基本的に前菜なので、先に出てくるんですよね。ご飯と一緒に出して下さいとお願いすれば良かった!



そして、メインの牛肉のプルコギと、豚肉の甘辛鉄板焼き。韓国料理は、小皿が沢山出てくるのも嬉しいですよね。いろいろなお野菜、キムチ、小魚とバランス良く食べられて、大満足!ちなみに、この焼き肉コースは23,5ユーロでした。

さて、今日一緒にご飯を食べたのは、大森美希さんというデザイナーさん。日本で服飾専門学校の先生を5年やってお金をためて、渡仏。バレンシアガを経て、現在はランバンのデザイナーという実力派です。



美希ちゃんの、素晴らしい努力の積み重ねのバイオグラフィーは、川内イオさんという方のブログで是非読んでみて下さいネ。美希ちゃんみたいに頑張れば、夢がかなえられるかも!と、勇気をもらえますよん。リンクはこちら、前編 後編に分かれています。


2009/10/13

Lanvin Showroom

毎シーズンお手伝いしていたLANVIN のショールーム、今年の春のメイン・コレクションからファッション・ショーの日程が早まって、VOGUE NIPPONのおしゃれスナップの仕事と重なってしまうために、お手伝い出来なくなってしまったんですよね。残念〜。

メンズ・コレクションの時期に行われるレディスのプレ・コレクションでは、引き続きアトリエ・スタッフの商品説明を聞いて、日本からいらっしゃるバイヤーさんにお伝えする仕事をしていますが、今シーズンはメインなので、お手伝い出来ませんでした。



そんなワケで、おしゃスナの仕事が終わった翌日、ショールームの最終日にのぞいて来ました。オーダーのまとめ等があるため、最終日はバイヤーさんのアポイントを入れていない国が多いので、御覧の通りテーブルが空いていますが、こんなに広いのに期間中はテーブルの取り合いになるほど、スタッフ&バイヤーさんで溢れる活気あるショールームなんですよ。

面白いエピソードがあったので、昔のブログでも一度ご紹介しています。昔の猫ブログもこのブログも、写真はクリックで拡大しますよん。



こちらは奥の雑貨のコーナー。うふふ(笑)。サンプルのアップ画像は載せませんので、店頭に並ぶのをお楽しみに。2010年春夏はバッグのラインが広がって、ストラップのチェーンがオーガンジーでくるまれていたりと、よりランバンらしいディテールになってました。う〜ん、欲しいな〜。

ショールックはゴージャスでラグジュアリーですが、ショールームには着易い、お手頃な(?)ラインのバリエーションも加わるので、今シーズンも充実したコレクションになっていました。

一般的には、7〜10万円のTシャツやカットソーをお手頃価格とは言わないかもですが、以前の全く手の届かなかった頃とは違い、ここ何年かはバリエーションが広がって、ランバンらしさを残したまま、ちゃんとカジュアルなラグジュアリーになっているのが可愛いんですよね〜。

私がお手伝いするようになったここ何年かは、エッフェル塔の真向かいのシャイヨー宮でショールームが開かれていたのですが、来シーズンから会場が変わるらしいとの噂・・・。



おまけで、シャイヨー宮の人類博物館会場へのオマージュとして?、2008年1月のショールームの写真を載せますネ。コレクションのイメージに合わせた、電球のイルミネーションが綺麗なシーズンでした。

2009/10/12

Sephora

日本は連休なのですよネ。私は週末とはいえ、家に籠もってデータ打ち込み作業なので、つい友人からのメールに長く返信してしまったり、現実逃避に向かいがちで、仕事がはかどっていません・・・。

今日はファッションウィーク中に催されたSephora(セフォラ)のイベントを、ご紹介しましょう。日本でも同じようなイベントがあるのでしょうか?

イベントは、シャンゼリゼ店で催されました。店内の全商品が20パーセント・オフな上に、


アイロンでくるくるタテロールにしてくれる、ヘアセットのコーナーがあったり、


ジュースやシャンパンが飲み放題、そしてマカロンや野菜のチップスも食べ放題!だったり。

 
そんなワケでトレイに満載のグラスは、すぐに空に(笑)。



中でも人気だったのは、ネイル・バー。長蛇の列で、夕方のイベント開始早々、閉店時間までの予約がすぐに埋まってしまい、満員御礼で予約がクローズに。長い列を待っている間にシャンパンを飲み過ぎて、トイレに行きたくなる人が続出、なんて・・・それは私です(笑)。



パリの街中で、オシャレなネイルの人を見かけることは皆無なのですが、流石、無料となるとパリジェンヌも見逃しません。写真は、フレンチネイルを施してもらって、ご満悦のパリジェンヌ。

実は今シーズン、ファッションウィーク中に、VOGUE PARISの編集長 Carine Roitfeld(カリーヌ・ロワトフェルド)が、とてもナチュラルなヌードカラーのネイルを塗っているのを見て、ちょっと驚きました。やっとパリにもネイルの波が届きはじめたようです。

因みに、フレンチ・ヴォーグ編集部内で、ファンデーションを塗っている人は皆無だそうで(ファンデーションの取材をしようと思ったら、誰も使っていなくて困ったことがあるのです)、実はネイルを塗っている人を見るのも初めてでした。遅くてびっくりですよね。

パリではナチュラルが基本なので、いや、でも、すっぴんで綺麗だったら良いのですけどネ・・・。

ネイルでは、日本が全然進んでいるので、このセフォラのネイリストさんも、日本のネイルアーティストがパリに来てパフォーマンスしたときに、どんなに感動したかという話を、延々聞かせてくれたのでした。

日本が世界に誇れるセンスと技術がある分野は、きっと沢山あるのだと思いますが、素晴らしいですネ。誇らしいです〜。