2009/09/30

ANDAM アワード授賞式


今日はフランスの文化庁で行われた、ANDAMアワード(フランス国立モード芸術開発協会が新人デザイナーに送る奨励賞)の授賞式に行ってきました。

1991年の創設以来、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)やギャスパール・ユルケヴィッチ(Gaspard Yurkievich)など、毎年有望なデザイナーを選び、経済的な支援してきたコンクールで、今年はジャイルズ・ディーコン(Giles Deacon、写真中央のブルーのジャケット=ファッションデザイナー)と、リジア・ディアス(Ligia Dias、写真左側黒いジャケットの小柄な女性=ジュエリーデザイナー)の2人が選ばれました。

その間にいるピンクのラメのチュニックの女性は、ANDAMのディレクター、ナタリー・デュフール(Nathalie Dufour)です。


ジャイルズ・ディーコンのコレクションを着てポーズするモデル達。


こちらは2007年のANDAMアワード受賞者、コムーン(COMMUUN)の堀海斗さんと古館都さん。来週の月曜日、オランジュリー美術館で春夏コレクションを発表されるお二人ですが、今日は一緒にいろいろお話出来て楽しかったです〜。

パーティは沢山のファッション関係者で溢れていましたが、人混みの中であまり引けなくて、残念ながらおしゃれさん達の全身は撮れなかったのですが、ちょっとご紹介しますネ。

 
こちらはスタンダール・マガジン(Standard Magazine)のスタイリストで、Paul & Joe Hommeのコンサルタントもしているオリヴィエ・ミュラン( Olivier Mulin )。シャツもネックレスも可愛いですよね。YSLのクラッチバッグも素敵でした。

 
 ターバンでお馴染み、ファッション・ジャーナリストのダイアン・ペルネ(Diane Pernet)。今日も特盛りヘアです。


ANDAMのディレクター、ナタリー の下で働いているという女性とそのお友達。二人とも羽根付きのヘアバンドが可愛かったのでパチリ。



こちらはいつ会ってもクールで可愛い、マリア・ルイザ(Maria Luisa)のバイヤー、アリス・フェイヤー(Alice Feillard)。春に彼女のアパルトマンを取材した『一人暮らしをとことん楽しむ!』(主婦と生活社)の秋号がもう発売になっているようです。彼女のお家には一昨日届いたそうで、「お部屋を綺麗に撮ってくれてありがとう〜」と喜んでくれていたけれど、私の家にはまだ届いていません。何故かしらん?

 
そして、お客さんがいなくなった後のサロンで最後に一人ポーズを取る、フィルムディレクターのGriffin(グリフィン)。日本に住んでいたこともあるそうで、日本語が異常に上手くてびっくり。

明日からいよいよファッション・ウィーク、パリコレのスタートです。

2009/09/29

Paris Guide


今年の7月に、昨年私が企画から取材まで関わったパリのガイドブック『ファッショニスタと歩くパリガイド』(PRESS PARIS 編集、春日出版)が出版されました。

3年ほど前からVOGUE NIPPONのおしゃれスナップという取材に関わるようになって感じた、パリコレに集まるファッション誌の編集者って何てオシャレでカッコいいんだろう!という感動から生まれた企画が本になったものです。



パリ在住の5人のスタイリスト(ファッション誌の編集者)ファッショニスタが、お気に入りのお店を紹介したり、仕事やプライベートのお気に入りショットを公開という濃い内容になっています。

そのファッショニスタは、VOGUE PARISのジェラルディン、ELLEのタマラ、JALOUSEのアン・ソフィ、フリーランス・スタイリストのエリザ、そしてAIR FRANCE madame のフランスの5人。

ジェラルディンはヴォーグ編集部の秘蔵っ子でモデル級の肢体、タマラはパリを代表するベテランスタイリストの一人ですが、現在はエル誌を辞め、バッグブランドTILA MARCH のデザイナーとして日本でも話題になっている人、アン・ソフィは音楽とファッションの融合でパリを席巻中、エリザは日本のマダム・フィガロのブログでもお馴染みの古着を上手く組み合わせる個性的なスタイリスト、フランスは貴族ならではの視点で私達には見えないパリを紹介してくれるという、5人全く違う視点からのパリをかいま見られる構成です。




最初のキャスティングには苦労したけれど、結局最高の5人にお願い出来ることになり、それぞれに個性的でチャーミングなパリジェンヌ達にじっくりインタビュー出来たので、本当に楽しい仕事でした。



 外のカバーを外すと、ガイドブックとは思えないモノクロのコラージュの装幀になるので、電車の中で読むにも、パリの街を持って歩くにもナイスですよネ。

書店で見かけたら、是非手にとってみて下さいネ。

2009/09/28

Père Lachaise


今日はお葬式に行ってきました。亡くなったのは、鉛筆だけで石の絵を描き続けていたピュアな画家、安達武生さん。とても残念です。人が亡くなるというのは、本当に寂しいことですね。写真は今日のペール・ラシェイズ墓地。ご冥福を心からお祈りします。


2009/09/27

パリの気温


今日 DIMANCHE(日曜)の最高気温は23度、最低気温は8度。パリの最低気温はもう一桁です〜。水曜からファッションウィークが始まりますが、例年より暖かそうなので、ファッションショーの合間にカフェのテラスでお茶するのが心地よさそうです。


東京は最低気温が高いんですね〜。パリはサンダルだともう寒いです。おしゃれなファッショニスタ達はファッションウィーク中もサンダルでしょうけど・・・。

2009/09/26

FASHION CELEBRATION NIGHT PARIS



新しいブログ第1回めのエントリは、先日パリ8区で行われたショッピングイベントFASHION CELEBRATION NIGHTの様子をお伝えします。

最初の写真はVOGUE PARIS編集長のCarine Roitfeld(カリーヌ・ロワトフェルド)。タイトなトレンチ、バッグを持たないスタイルで相変わらずクールです。 この日はカリーヌがショッピングのアドバイスをしてくれるというのが歌い文句のイベントなので、沢山の人に囲まれていましたが、声を掛けるとちゃんとポーズをとってくれて、綺麗な笑顔。

このイベントはアメリカン・ヴォーグ編集長のAnna Wintour(アナ・ウィンター)のアイディアから生まれたという世界 13都市で開催されたショッピング・ナイト。NYも東京も9月11日(金)だったのに、何故かパリでは10日(木)。元々パリでは金曜の夜は友人宅でディナーという過ごし方が多く、市内のデパートなどでも木曜夜が深夜営業(通常は19時半までなのが21時まで)なので、木曜だったのかしらね。

兎に角、アベニュー・モンテーニュ、フランソワ・プルミエ、アヴェニュー・ジョルジュサンクの参加ショップが23時まで営業して、シャンパンやマカロンなどの大盤振る舞い、物凄い人出で大盛況でした。


この写真はモンテーニュ通りのプラダ。カリーヌはTVの密着取材を受けていました。手前右のひげの男性は、VOGUE PARISでカリーヌのアシスタントとして大活躍のBenjamin Bruno(バンジャマン・ブルューノ)。Facebook の情報によると、現在はロンドン・コレクションの取材中だそう。


そして、こちらはVOGUE PARISのファッション・ディレクターのEmmanuelle Alt(エマニュエル・アルト、そばに座っているのはお嬢さんのフランソワーズちゃんではなく、他の来店者のお子さんです)。VOGUE PARISの付録DVDで、カリーヌがこの秋の必須アイテムと語っていたシルクのブラウスに、スキニーなレザーパンツを組み合わせて、相変わらずモードを自分らしく取り入れたラフなスタイルでカッコイイですよネ。

エマニュエルに会ったのはもう終了時間近くだったので「沢山アドヴァイスしました?」と聞くと、「私のアドヴァイス通りに全身トータルで買ってくれた人もいっぱいいて、今日は沢山売ったわよ〜」とのこと。エマニュエルもこのイベントを楽しんでいるようでした。

エマニュエルのアシスタントのGéraldine SAGLIO(ジェラルディン・サグリオ)の写真は、VOGUE NIPPONサイトの Style Watch の10月分に掲載予定なので、残念ながらここではご紹介しません〜。実はジェラルディンは現在妊娠5ヶ月なんですよ。華奢な身体に少しお腹が目立ち始めているのに、ますますチャーミングで脚長のシルエットでした。10月後半にStyle Watchを是非チェックしてみて下さいネ。