2009/11/08

Soirée au Virgin Mégastore

青山にも出来て、日本でもお馴染みのクラブ Le Baron(ル・バロン)のコンピレーションCD、La compilation du Baron(ラ・コンピラシオン・デュ・バロン)が発売になり、6日(金)にシャンゼリゼのVirgin Megastore で記念イベントがあったので行ってきました。


地階の吹き抜けスペースがダンスフロアとなっています。階段の上から、正面のDJブースを見たところ。中央がダンスフロア、左側のレジスペースがバーになっています。


DJブースの後ろから階段を見ると、こんな雰囲気。大階段の左半分に見物客、右側は買い物客が上り下りしているのが見えますか?



バロンのメインDJ Greg Boust(グレッグ・ブースト、写真中央)を中心に、バロンのDJ達が代わる代わるプレイして、ヴァージン・メガストアがクラブ化しています。


おしゃれな人も普通の人も入り交じって踊っていますが、中でも目を惹いたのが、網タイツの男性2人!


こちらは、Igor(イゴール)。



そして、こちらがAymeric(エイメリック)。

2人のダンスと美脚に、観客は目が釘付けでした(笑)。


以前、このブログでANDAM アワード授賞式を紹介した時に、 ご紹介した Olivier Mulin(オリヴィエ・ミュラン)も来ていました。



2009/11/07

Jimmy Choo × H&M

JIMMY CHOO for H&M の限定コレクション、世界で200店舗のみの発売日(11/14)が近づいて、日本でも大きな広告が打たれているでしょうか。パリのメトロでは、数日前からポスターが貼られています。



H&M のデザインって、そのシーズンのトップメゾンのトレンドを取り入れていて、ユニクロやGAPなどよりずっとデザイン性は高いけれど、素材が価格に見合ったクォリティなので、残念ながらワンシーズンしか着られないというモノが多いんですよネ。

今まで Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)、Stella MacCartney(ステラ・マッカートニー)、Madonna(マドンナ)、Viktor&Rolf(ヴィクターアンドロルフ)、 Roberto Cavalli(ロベルト・カヴァリ)、Comme des Garçons(コム デ ギャルソン)、そしてMatthew Williamson(マシュー・ウィリアムソン)と沢山のコラボがあったけれど、デザインは可愛いのに、すぐヨレヨレになったり毛玉が出来てしまったりして、長く愛用するに至らずというものが多かったのではないでしょうか・・・。

でも、今回のコラボはJimmy Choo(ジミー・チュウ)!革のバッグや靴なら、そんな悲しい想いをすることは無いかも!と、期待に胸を膨らませ、心躍っている乙女が世界中にいそうですね(笑)。



そんな乙女が多いことを悟ってか、今回は入店時間が印刷されたブレスレットが配布され(パリでは各店160人)、時間差で入店して混乱なくお買い物が出来るようにオーガナイズされているようです。

正直なところ、早起きして並んででもそのブレスレットをゲットして、お買い物を満喫したいのですが、実は残念ながら家庭の事情により、11月14日はお買い物に行けないのです(涙)。

ネット上では、もうアイテムのラインナップが見られるので、きっと日々どれにしようか迷いながら、発売日を指折り数えて待っていらっしゃる方も多いと思います・・・。

ゲットされた方々、羨ましくて泣いちゃいますので、戦利品を私に見せないで下さいネ〜。いや、やっぱり是非見せて〜。実物がどんなに素敵か見たいけど、あぁ〜うらやまし〜、トホホ。


2009/11/06

Zadig & Voltaire


今日はZadig & Voltaire(ザディグ エ ヴォルテール)のプレスデーに、お邪魔しました。



スパンコールやスタッズ使い、そして穴あきTシャツなど、流行のデティールが着易いカジュアルに仕上げられているので、すぐに 着たいモノがいっぱいのコレクションでした。



でも店頭での展開は、来年の1月〜2月頃からだそうです。残念。でも、当然ですよね、春夏のコレクションですものね。来年まで待ちましょう・・・。

 

広報の Carol Gerland(キャロル・ジェルラン)さんは、元モデルの美人さん。そして、Zadig & Voltaire(ザディグ エ ヴォルテール)といえば、クリエイティブ・ディレクターの Cecilia Bönström(セシリア・ボンストロム)さんもモデル出身で、美女揃いのブランドなんですよネ。

セシリアさんは、今年のELLE japon の7月号で、ご自宅のワードローブと共に紹介されていますが、お手元にエルジャポンがない方は、フランスのmadame FIGARO のサイトで美人さんぶりをチェックしてみて下さいネ。(テキストの右下、ブルーの文字のpage suivante をクリックすると次ページに飛び、セシリアさんの写真がもう一枚見られます)


2009/11/05

Paris-Hanoï


今日は、イラスト&グラフィックのエキスポのヴェルニサージュ(オープニングパーティ)に行ったのですが、私の到着が遅かったせいで、もう人が多くて、とても写真を撮ってご紹介出来るような状況ではありませんでした・・・。

 

その後、友人達とそのギャラリーの近所のベトナミアンレストランへ。私達が着いた20時過ぎにも、10人近く並んでいたけれど、食べ終わった21時頃にもまだ待っている人がいるほどの人気店です。

おしゃべりに夢中になっていて、メニューの写真を撮りそびれましたが、ネム(揚げ春巻き)入りボブン(牛肉汁ナシ麺、10,5ユーロ)を頼んだら、とても美味しかったです。

 

このマスターの笑顔を見れば、メニューの写真が無くても、美味しいレストランだと分かりますよネ・・・。バスティーユ界隈でお食事する機会があれば、また是非行きたいレストランです。

Paris Hanoï
74, Rue de Charonne, 75011 Paris
01 47 00 47 59


2009/11/03

La Suite ELLE Déco par la Maison Martin Margiella

ずっと見たいと思いながら棚上げしていたエキスポジション、Elle Décoration という雑誌とMaison Martin Margiela(メゾンマルタンマルジェラ)の企画展、 Suite Elle Décoration を見てきました。



トロカデロのシャイヨー宮にある la Cité de l’architecture et du patrimoine(建築文化財博物館)で、昨年の12月に始まり、今年の10月までだったのが、好評に付き来年の2月1日まで延長になったという展示です。

2007年から2008年にかけて Christian Lacroix(クリスチャン・ラクロワ)とのコラボでやっていた企画の第二弾が、マルジェラなんですね。このシャイヨー宮の建築にも関わった建築家 Jacques Carlu(ジャック・カルリュ)の住んでいたアパルトマンの内装を、毎年デザイナーに依頼して改装して、平日は予約制、週末の土・日に一般公開されているというものです。



エレベーターを降りると、シルバーのカーテンとミラーで覆われた廊下が続き、最初のお部屋はパーティの準備がコンセプト。家具や犬まで?(笑) が全て白いコットンでカバーされています。マルジェラのショップみたいですネ。

 

壁は長年掛かっていた絵が全て取り外されたような、時間の経過を感じさせるペイント。窓は建築中の建物みたいにテープが貼られています。




もう一方の壁にも、昔は棚があったのかなと思うようなペイント。でも、よく見ないと分からないくらいのさりげなさです。



次のお部屋に入ると、モニター群。消えているモニターが3つあったので、そばにいた係の人に理由を聞くと技術的な問題とのこと、何か意味があるのかと深読みしてしまいました(笑)。



その後に続くスペースは、パーティルーム。テーブルの上には沢山のグラスが置かれ、椅子が積み上げられ、ピアノは演奏を続けていて・・・、誰もいなくなってもパーティが続いているかのようなインスタレーション。

遠目に見ると、白木のフローリングに見える床は、実はフローリングのプリントの絨毯です。



天井も、まるで繊細な装飾が施されたかのような柄のプリント。そうこのお部屋の装飾はみんな Trompe-l'œil(トロンプ・ロイユ、だまし絵)になっているんです。よく見ると天井の一部に、本物の天井のくぼみの蛍光灯が見えているのですが、装飾のプリントがあまりにもリアルなので、何だかどちらが本物なのか分からないくらいの、目の錯覚が起こります。



次のお部屋に続く、小さなスペースの壁にも、まるでドアとその奥にお部屋&窓があるようなプリントの壁紙。



そして、小さなクッションで覆われたお部屋に冷蔵庫?が置かれ、氷のマルジェラ・シューズ(とサイトには書いてあるのですが、氷で出来た靴なら冷凍庫だと思うのだけど・・・)が置かれています。私には、この展示の意味が分からず、質問出来る人を探したのですが見つけられませんでした。

昨日は11月の最初の日曜日で、パリの美術館は毎月最初の日曜が入場無料になるので、美術館の係員が沢山の入場者の対応に追われて、質問に答えてもらえる人がいなかったのです。どなたか、この冷蔵庫ルームのコンセプトをご存知の方がいらしたら、是非教えて下さいませ〜。



最後のお部屋は、 饗宴の間。テーブルのセッティングがされて、いつでもゲストが集まればすぐパーティが始められるようなデコレーション。ちなみに、正面の壁の非常口のランプの下のくぼみがあるところだけが本当のドアで、あとはトロンプ・ロイユの壁紙です。



廊下や他のお部屋に繋がっているかのような プリントの壁紙。この写真に写っている壁(非常灯の無い面)はただの平面の壁なんですが、写真に撮ると大きな空間が広がっているかのようですよネ。

こんな壁紙を貼ったら、ウチも少しは広く見えるかしらん。


la Cité de l’architecture et du patrimoine (建築文化財博物館)
Palais de Chaillot
1, place du Trocadero et du 11 novembre 75016 Paris
土・日曜日 14時〜17時
2010年2月1日まで



2009/11/01

Antonine Catzéflis



以前から気になっていた小さなギャラリーがあって、今日待ち合わせ前にちょっと時間が空いたので、初めて入ってみました。このアパルトマンの玄関、趣きがあるでしょ?

実はミニチュアのオブジェで、Ronan-Jim SEVELLEC(ロナン・ジム・セヴェレク)というフランスのブルターニュ地方出身の作家の作品なのです。全体はこんな雰囲気。




このうら寂れた古いアパルトマンの入り口には、ゴミが入りきらなくて周りに落ちているゴミ箱や、掃除の途中に放置されたような、ほうきと掃除機(掃除機は階段の途中にあるので、作品の右隅に寄らないと見えないのですが)、ポストにはいつから差し込まれたままなのか分からない郵便物など、細部に渡って細やかなディテール&演出が、何だかノスタルジックなオブジェです。

このRonan-Jim SEVELLEC(ロナン・ジム・セヴェレク)という作家は1938年生まれ、現在はパリ南西のCHAVILLE(シャヴィーユ)という都市の小さなアトリエで、このような非常に手の掛かった、年に3点ほどしか出来ない作品を作り続けているそうです。



今日、ギャラリーにあったもう一つの作品は、もっと大きくて、シュール。お肉屋さんの作業場が舞台の作品です。The Cook The Thief His Wife & Her Lover(コックと泥棒、その妻と愛人)なんていう Peter Greenaway(ピーター・グリーナウェイ)の映画を思い出したりして。



ちょうどこの作品を見ている時に、このギャラリーのオーナーの Antonine(アントニーヌ)が入って来たので、彼女にどうしてロナン・ジムはお肉屋さんを作品の題材に選んだんでしょうか?と聞くと、「ロナン・ジム・セヴェレクはベジタリアンではなく、私達と同じようにお肉が大好きなのだけれど、自分達が動物を殺して食べているということの意味をもう一度大切に考えたかったからだと思うわ」とのこと。

 

さて、みなさんはどう感じるでしょうか。作品の解釈は、見る側の私達に委ねられているんですよネ。私にはとてもリアルで、悲しいほどシュールでありながら、ユーモアや愛に溢れているように感じました。 作品の息をのむようなディテールは、照明の写り込みが多すぎて私には上手く撮れなかったけれど、どんなに細部が凝っているいるか、少しはお伝え出来たでしょうか。(写真はダブルクリックして、是非大きくして見てみて下さいネ)



セヴェレクの作品に引き込まれたのは、説明してくれたのがこんな素敵な女性で、話がはずんだせいもあるかもしれません。Alice Cozon(アリス・コゾン) は彼女自身もアーティストで、この写真で身につけているネックレスは彼女の作品です。

アパルトマンの作品は彼女に向かって、右の小さなドールハウスのように見えている大きさです。お肉屋さんの方の作品は、その3倍か4倍大きく、奥に左側の一部が見えているものです。パリにいらっしゃれる方は是非、実物に触れてみて下さいネ。

Gallery Antonine Catzéfils
23 rue St-Roch 75001 Paris
33(0)1 4286 0258

2009/10/31

In Their Shoes



昨日の写真展のヴェルニサージュ(オープニングパーティ )のご紹介です。タイトルは「IN THEIR SHOES」、これは「イン・誰々の・クツ」でそれらの人の立場に立って考えるという意味のイディオムと、靴を撮るというテーマを引っかけたダブルミーニングになっています。

そういえば、キャメロン・ディアスが出ていた「IN HER SHOES」も姉妹の確執を描いて、祖母役のシャーリー・マクレーンも良い芝居をしていて、中々面白い映画でした。



こちらが、カメラマンの一人、Kate Bellm(ケイト・ブルム)。ドイツ人でロンドンに住んでいる彼女と、イギリス人でベルリンに住んでいるDylan Don(ディラン・ドン)という男性、2人の写真家の共同プロジェクトだそうです。2人はカップルではないそうですが、共通の友人が多く、写真に対する姿勢で共通点も多いので、同じテーマで撮るプロジェクトを思いついたのですって。

 
 

写真はそれぞれ別々に撮ったそうで、一枚一枚は一人のカメラマンの作品なのですが、展示にクレジットは無く、カタログにも、被写体の名前、靴のブランドと、撮られた場所が記載されているのみ。「これは俺が撮ったんだぜぃ」等のエゴが全然感じられなくて、2人とも自然体。でもケイトはちゃんとボーイフレンドと一緒に来ていて、ディランとは本当にただの友人みたい。何だかちょっと不思議なクールさでした。




 

写真はいろんな友人達の足元を、あらゆるシチュエーションで撮りまくった集大成という感じ、お値段の方は100ユーロから900ユーロくらいでした。パーティはどんどん人が増えて、もう写真がゆっくり見れないほどの混み方になっていきました。



この写真展のオーガナイズは、Lavinia Schimmelpenninck(ラヴィニア・シンメルペニンク)。WEBマガジン、prestigium のクリエイティブディレクターです。綺麗ですよね〜。うっとり(笑)。

そして、靴がテーマのエキスポだからか、来場者のオシャレな靴につい目がいってしまいました。




Jean-Charles de Castelbajac(ジャンシャルル・ドゥ・カステルバジャック) の可愛いシャーク・シューズは、カステルバジャックのPRの Alexandra Derouin(アレクサンドラ・ドゥルィン)。ピンクのタイツが靴にぴったりで、キュートですよネ。




 

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)にお勤めの Julie Praët(ジュリー・プラエ)と カーレーサーのArthur K(アルチュール・カ)は、カップルで Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)のスタッズ・シューズでした。

このヴェルニサージュに誘ってくれたのは、カメラマンの紀中祐介さん。めるし〜。いろんな方と出会えて、とても楽しいパーティでした。


2009/10/30

発見!

朝一番でカフェに行って、昨日の忘れ物が無かったか聞くと、「今は忘れ物を入れたりする棚に何も見当たらないけど、夕方オーナーが来てからまた聞いてみたら」とのこと。一日、どっぷり暗い気分で過ごし、先ほどもう一度寄ってオーナーに聞くと、やっぱり「バックなんて無かったよ」との答え。


先週のノートルダム寺院

カメラはもちろん、撮った写真や、その写真に写っている人達のデータが書かれたノートも入っていた、カメラバッグごとの紛失に、自業自得ながら呆然としていると、「な〜んちゃって」とバッグを奥から出してきてくれました。(いや、もちろんフランス語なので、「な〜んちゃって」とは言わなかったですが)

あまりの驚きに、また呆然。「昨日、君が帰ったすぐ後にバッグを見つけて、奥に隠しておいたんだ」とのこと。 嬉しくて、何とお礼を言って良いものやら。兎に角また来るねと約束し(隣なので、もともと毎日前を通るのですが)帰宅しました。ホッ。

これからまた出掛けるので、戻ったら、昨日のパーティのブログをアップしますネ。取り急ぎの喜びのご報告まで。はい、もちろん深く反省しています〜。

忘れ物!

今日は仕事のスナップに加えて、写真展のオープニングバーティに行って、おしゃれピープルの写真を沢山撮ったのに、帰りに家の隣のカフェに寄って、カウンターでオーナーとお喋りしながらビールを飲んで帰ってきたら、何と!カメラバッグを忘れてきてしまいました。とほほ。



今晩のうちにブログをアップしようと思ったのに、残念〜。すみません!カメラが見つかり次第、写真展のブログをアップしますネ。

2009/10/27

LE RITUEL

マリーアントワネットにも献上されたという老舗シャンパンブランドのPIPER-HEIDSIECK(パイパー・エドシック)と 赤いソールでお馴染みの Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)の数量限定コラボ、「LE RITUEL」(ル・リチュエル ー 儀式、慣習などの意味)が Colette(コレット)で売られていました。



始めは「ウソっ、飲みにくいでしょ」と目を疑ったのですが、このガラスの美しいハイヒールはシャンパン・グラスだそうです。中世ヨーロッパの貴族たちの遊びのひとつであった“女性の靴でシャンパンを飲む”という慣習を現代に蘇らせたものなんですって。

 

その慣習から、リチュエルというネーミングなんですネ。 しかし、このガラス製のルブタン・シューズならともかく、本物のハイヒールで飲んでもシャンパンが美味しく無さそうな気がするのは、きっと私が現代に生きる野暮な平民だからですネ。



日本では10/29からの販売だそうですが、パリではもう19日からここ Colette,、Lavinia(ワイン屋さん)、そして La Grande Epicerie de Paris(ボンマルシェの食品館)の3カ所で売られています。お値段は350ユーロ。

このセットは、ルブタンデザインのパイパー・エドシックBrut 1本とハイヒールグラスが1足(片方)納められたBOXなので、1セットでは乾杯は出来ませんが、ソール部分がルブタンらしい赤いガラスなので、クリスマスのデコレーションに良さそうですネ。



コレットのもう一つのウィンドウは、マジシャンがステッキを振ると帽子から靴が飛び出すというイメージのディスプレイでした。

(因みに、昨日からやっとお湯が出るようになり、暖房も入りました。みなさま、ご心配をお掛けしました!)