昨日の写真展のヴェルニサージュ(オープニングパーティ )のご紹介です。タイトルは「IN THEIR SHOES」、これは「イン・誰々の・クツ」でそれらの人の立場に立って考えるという意味のイディオムと、靴を撮るというテーマを引っかけたダブルミーニングになっています。
そういえば、キャメロン・ディアスが出ていた「IN HER SHOES」も姉妹の確執を描いて、祖母役のシャーリー・マクレーンも良い芝居をしていて、中々面白い映画でした。
こちらが、カメラマンの一人、Kate Bellm(ケイト・ブルム)。ドイツ人でロンドンに住んでいる彼女と、イギリス人でベルリンに住んでいるDylan Don(ディラン・ドン)という男性、2人の写真家の共同プロジェクトだそうです。2人はカップルではないそうですが、共通の友人が多く、写真に対する姿勢で共通点も多いので、同じテーマで撮るプロジェクトを思いついたのですって。
写真はそれぞれ別々に撮ったそうで、一枚一枚は一人のカメラマンの作品なのですが、展示にクレジットは無く、カタログにも、被写体の名前、靴のブランドと、撮られた場所が記載されているのみ。「これは俺が撮ったんだぜぃ」等のエゴが全然感じられなくて、2人とも自然体。でもケイトはちゃんとボーイフレンドと一緒に来ていて、ディランとは本当にただの友人みたい。何だかちょっと不思議なクールさでした。
写真はいろんな友人達の足元を、あらゆるシチュエーションで撮りまくった集大成という感じ、お値段の方は100ユーロから900ユーロくらいでした。パーティはどんどん人が増えて、もう写真がゆっくり見れないほどの混み方になっていきました。
この写真展のオーガナイズは、Lavinia Schimmelpenninck(ラヴィニア・シンメルペニンク)。WEBマガジン、prestigium のクリエイティブディレクターです。綺麗ですよね〜。うっとり(笑)。
そして、靴がテーマのエキスポだからか、来場者のオシャレな靴につい目がいってしまいました。
Jean-Charles de Castelbajac(ジャンシャルル・ドゥ・カステルバジャック) の可愛いシャーク・シューズは、カステルバジャックのPRの Alexandra Derouin(アレクサンドラ・ドゥルィン)。ピンクのタイツが靴にぴったりで、キュートですよネ。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)にお勤めの Julie Praët(ジュリー・プラエ)と カーレーサーのArthur K(アルチュール・カ)は、カップルで Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)のスタッズ・シューズでした。
このヴェルニサージュに誘ってくれたのは、カメラマンの紀中祐介さん。めるし〜。いろんな方と出会えて、とても楽しいパーティでした。